がらくた

やさしい生活

日記

 

2023/07/14

10時起床。まだ眠かったが、モーニングの時間内にコメダ入店を決めるため渋々ベッドから出る。自宅の目の前にあるコメダは平日の朝でも並んでいる。3組ほど待ち、2名掛け用の席に案内される。ほんとうは一人用の席がいいけど2つしかないので流石に運良く回ってくることはなかった。

アイスコーヒー、Cセット(小倉あん)と味噌カツサンドを注文。元バイト先の私のおすすめは4つ切りにしてもらうこと。コメダのサンドイッチは大きいことで有名だが、こうすることでかなり食べやすくなる。

なぜ味噌カツサンドかというと、愛知出身の友人の大事な日だったから。勝つ(カツ)ことを願って。ただやはり量が多すぎて半分は持ち帰らせてもらった。店員さんに包んでもらえますか?と尋ねたところアルミホイルと紙袋を机上に置かれてご自由にどうぞ、とのことだった。私がバイトをしていた頃は、品を一度キッチンに預かりこちら側で包んでいたが、やはり衛星的な問題なのだろうか。自らの手で、こそこそ包んだ。

コメダ珈琲は、個人的に好きなチェーン店ランキングでかなり上位なのだが、サンドイッチとコーヒーを頼むとセット価格がないので、1,500円かかる。食事のボリュームが多すぎるのだ。サンドイッチを半量にして、ドリンクセットで1,200円にしてほしい、と書いたところでいやいやそれではコメダの良さがなくなってしまう。食べきれないならアルミホイルをご自由に使えばいいのだ、と思い直しコメダを後にした。

ちなみに愛知出身の友人は「カツ」ことはできなかった。わたしが半量お持ち帰ってしまったせいかもしれない。ごめんね。

 

2023/07/15

暑さにやられ、職場でもらったぽたぽた焼きだけ食べて寝落ちしかけていたが、0時過ぎに友人から誘いがあったので、それに乗った。上記の愛知人。自分のミスでその戦いに「カツ」ことができなかったと悔やんでいた。

私はこういうとき、心拍数が上がってしまう。この人は何を求めている?なんと言ってほしい?と頭がショートしそうになる。ほんとのほんとはハグをしたい。ぎゅっとしたい。恋人にはもちろん、友人、家族にだってそう。

でもできないことがほとんどなので、最終的にわたしは笑い飛ばす、ことが多いように思う。もちろん相手の真剣さを嘲笑うことではないのでそこは慎重に。今日のミスは大したことないよ、いや、大したことだったかもしれない、けど今この瞬間からは今後の行動が大したことになるんだよ、という意味。(?)(できているかは別、今書いていて不安にもなっています。)

 

2023/07/16

休日。8時に起きてしまったので軽く散歩をし、コーヒーを淹れベーグルを食べる。ベーグルはブルーベリーのジャムがこれでもかというほど挟んであり、幸福な胸焼けをした。軽く部屋を掃除し、だらだら。夜にカレーを作るためにSEIYUでひき肉を、八百屋さんで玉ねぎと人参を、KALDIでトマト缶を買って帰宅。まだ16時前だったが調理を始めると良い匂いに感化され、17時の夕食。まだ明るい空の下のカレーは最高だ。まあ、カレーはどんな空の下であれ最高なのだけれどね。

近所の神社で盆踊りをしていると、自宅前の掲示板で知ったので、行ってみることに。近くなると太鼓の音が聞こえ、胸が高まる。この瞬間を永遠に忘れずにいたい。小学生くらいの子供たちがこれでもかというほど浴衣を着て走り回っていた。そりゃたのしいよね、夜の神社、夜の公園なんてさ。いけいけ!と心の中で応援した。

少し期待していた屋台は全く出ておらず、ショートパンツのポケットに忍び込ませてきた1,000円札は顔を出すことなく、ただ少し散歩しただけとなった。

帰宅し、昨晩の金曜ロードショーの「カーズ」を鑑賞。カーズは、新潟県長岡市の小さな映画館(T-joy長岡ができる前にあった)にて、家族4人横並びになって観たとてつもなくたいせつな映画だ。あれから20年弱経って、好きな人と隣に座って観れることがうれしかった。そして変わらず、カーズは最高。ピクサーは最高!

 

2023/07/17

暑さで8時前に起床。家の中に閉じこもっているだけの海の日を許したくない、と、昨日のカレーで朝食を済ませ、図書館で借りた本を手に近所のドトールへ。どこか遠くへ出かける必要なく、小説があればドトールが楽園になる、と本気でおもう。しかもアイスコーヒーSサイズの250円でとびきりの涼をゲットできた。読んだ本は梶井基次郎の「檸檬」という短編小説。

彼が散歩に行きたいというので近所のスーパーへ。お酢を切らしていたので結局ただの買い出しに。夜ご飯はゴーヤチャンプルと鶏胸肉を焼いたものに甘辛ネギだれをかけたもの。好きな人は得意料理だな、と絶賛してくれた2品。簡単な料理が得意料理は恥ずかしい。DAIGOと北川景子の結婚記者会見を思い出す。ビーフストロガノフは作れません。

 

2023/07/18

退勤後、久々に落ちているという友達と電話しながら1時間ほど歩く。途中、歩き疲れてまいばすの前に立っていたら足の甲を2箇所蚊に刺された。歩くたびにかゆい。

北海道に住む弟がコロナにかかり39.5℃出ているという。心配。一人暮らしの熱は絶望を感じる。時間を忘れられるものを、と思いなぜだかFUJIWARAYouTubeチャンネルをすすめてしまった。これは私がはまっているだけでした。弟はカルテットを一気見したらしい。正解の過ごし方。

 

2023/07/19

夜に幼馴染が遊びに来るので、朝から掃除機をかけるなど掃除に精力を注ぐ。Twitterにて、家中の掃除はどこもキッチン泡ハイターをつかっておけばよいという情報を得たので頼りまくった。

帰宅後、一緒に住む父が渾身の中華料理を準備してくれていた。メニューは春巻き、エビチリ、棒棒鶏イカと青梗菜のクミン炒め、ビーフン。私の胃はひさしぶりに調子が良く、たくさん食べられたし、白ワインをほとんど1本飲み干した。

デザートには手土産にいただいた雅叙園のケーキ。事前にどのケーキがいいか聞かれたが種類が多く迷ってしまったので、おまかせにしていたが、選んできてくれたのが「桃」と「コーヒー」のケーキで、さすが幼馴染!と強く思った。父は好物のチーズケーキ。

最近傾倒しているウクレレを披露すると、学生時代アカペラに傾倒していた幼馴染がのってきてくれて、あいみょんスピッツ、サザンを演奏した。とびきり気持ちがよかった。父は嬉しそうにテレビを消して、まるまる動画を撮っていた。家族ぐるみの仲良し家族がいる、というのは奇跡的なうれしいことだ。いつか飲食店を経営するという夢もある。

 

2023/07/27

祖父がそろそろだと母から連絡が来ていた昨日。お医者さんから「会いたい人は今日明日中に」と言われたらしい。絶対に休めない仕事なわけではないのに、行けない孫でごめんねおじいちゃん。北海道に住むおじいちゃん。

おじいちゃんのことももちろん心配なのだけど、それよりも母が心配でたまらない。祖母を1年半前に亡くし、それからずっと祖父の介護をしてきた。というか、そもそも母にとっては生まれた時から、「お父さん」だったんだ。

両親がこの世界からいなくなる、どんな気持ちなのだろう。考えては眠れない。眠れずにチョコマロンを食べている。26歳の私でも、60歳を超えた母でも変わらないだろう。さみしいと思う。すごくすごくさみしいと思う。

何かできることを、と思い朝からKALDIに行きおじいちゃんが好きなお蕎麦やパスタソース、ママが好きな黒糖くるみ、杏仁豆腐などを配送した。何かしたい、を行動に移すことで会いに行けないことの罪滅ぼしをしているような気もしたが、大丈夫。

おじいちゃんは97歳。夜になって、麻薬のようなお薬を投与しはじめたらしい。苦しまないでね。札幌のお家にはエアコンがない。いくら北海道でもこの夏は酷暑だ。ママも、そして近くで見守ってくれている弟も、どうか苦しみませんように。

三軒茶屋で眠れずにいます。